パルス状微弱散乱波を用いた航空目標の標定に関する基礎的検討(レーダ信号処理及び一般)
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概要
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航空目標等の位置標定にはレーダが用いられるが,レーダは電波を送信し,目標からの反射波の伝播時間および到来方向を計測することにより目標の位置標定を行っている。電波の送信を伴うレーダの設置および運用は,周辺の無線局との電波干渉防止策を講じる必要があり,電波法等の制約を受ける。本発表で提案する方法は,自ら電波を送信することなく,既存の電波を利用することにより受信装置のみで,目標の位置標定をする方法であるため上述のような制約は受けない。提案する方法は,送信局からの直接波と目標からの散乱波の到達時刻差および目標からの散乱波の到来方向から目標の位置を標定する方法である。本発表では受信局と同期信号等を共有しない送信局が送信するパルス波を利用し,航空目標を実験的に標定した結果を示し,提案する方法の妥当性に関する基礎的検討を行った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-02-16
著者
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北川 真也
防衛省技術研究本部電子装備研究所
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浅田 順之
防衛庁 技術研究本部 電子装備研究所 飯岡支所
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北川 真也
防衛庁 技術研究本部 電子装備研究所
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村上 良行
防衛庁 技術研究本部 電子装備研究所 飯岡支所
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