オホーツク海および北太平洋西部亜寒帯循環とそのモデリング
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概要
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オホーツク海から北太平洋西部亜寒帯にかけての海洋循環の特徴は、偏西風によって駆動される風成循環と、海氷の形成や潮汐混合に伴う熱塩循環(浮力が駆動する循環)が結合することによって、表層から中層にかけての複雑な3次元循環場を形成していることである。本稿では、海洋モデルを用いた研究を中心に、このようなオホーツク海から北太平洋にかけての海洋循環とその形成メカニズムの研究をレビューする。
- 2007-03-23
著者
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三寺 史夫
北海道大学低温科学研究所
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中村 知裕
北海道大学低温科学研究所
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中村 知裕
北海道大学低温科学研究所環オホーツク観測研究センター
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中付 知裕
北海道大学低温科学研究所環オホーツク観測研究センター:北海道大学低温科学研究所
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三寺 史夫
北海道大学低温科学研究所環オホーツク観測研究センター
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三寺 史夫
北海道大学
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中村 知裕
北海道大学
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