議論の論理構造に着目した議論分析手法の提案
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概要
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議論を賛成/反対といった論理的構造に着目して有向グラフとして構造化する研究が行われている.しかしこのグラフからは支持-反対というミクロな構造は読み取れるが,立論-反論というマクロな構造を読み取ることはできない.また,グラフサイズの増加に伴いグラフの面積も線形的に増加し見難くなる.本研究ではこれらの問題に対応するために,議論の立論-反論-再反論…といった構造を表現する論証状態図という議論分析手法を提案する.論証状態図を利用することで議論の全体像が把握しやすくなり,論点やその構造が一目で理解できる.またグラフのうち重要な部分と枝葉末節的な部分との区別が付きやすくなる.裁判と政策論争の二つの異なるタイプの鼓論について論証状態図を作成し,効果を検証した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-01-27
著者
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