Topological Synthesis of Non-Reciprocoal Networks
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概要
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可逆回路の位相幾何学的構成については本学紀要(工学)第五巻第一号に発表したが,ここでは線形非可逆回路の構成法への拡張を試みた。この回路では伝達アドミツタンス行列は一般に非対称となるので,任意に与えられた非対称行列を伝達アドミツタンスとするような回路を実現する方法について述べた。対称成分は抵抗,インダクタンス,キャパシタンスで交代成分はジャイレータで与えるのは他の方法と同様であるが,接続及び理想変成器の決定には与えられた行列の左右両側に同じ実数零因子を有することが条件で,その実数零因子の非特異変換(線形)によって得た行列の一部が接続行列となり即ち接続が決定され,他の一部が変成器の巻数行列となり即ち理想変成器の使用が決定される。トランジスタ回路,真空管回路等は一般の素子とジャイレータで表現できるのでそれらの構成法にもある特別な場合には応用できる。但し,普通の素子とジャイレータ素子とからできる回路はトランジスタ又は真空管回路にそのまゝ変えるにはその性質上接続に特殊の条件が入るのでその問の変換は又別の問題である。
- 山形大学の論文
- 1960-03-30
著者
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Onodera Rikio
Department of Electrical Engineering,Faculty of Engineering
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Onodera Rikio
Department Of Elec.eng. Faculty Of Engineering
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Onodera Rikio
Department Of Electrical Engineering Faculty Of Engineering
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小野寺 力男
Department of Electrical Engineering,Faculty of Engineering
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