マウス尿中のジベレリンについて
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概要
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1.本実験は動物尿中のジベレリンを確認し,また,動物体内におけるジベレリンの変化を解明する目的をもって行なわれた。2.マウスにGA_3, GA_3-glucoside,及び2, 3の飼料を投与し,尿中のジベレリンをrice seedling testによって調査した。3.投与された遊離型のGA_3は,そのまま尿中に排出され,結合型のジベレリンであるGA_3-glucosideは,GA_3に分解されて尿中に排出された。4.天然ジベレリンを多量に含有するインゲン(品種,ケンタッキーワンダー)種子を与えた場合,約1.4mlの尿中からもジベレリンを検出することができたが,コムギ種子を投与した場合は,2mlの尿中にジベレリンを検出することができなかった。5.GA_3-glucosideがマウス体内において分解すること,及びインゲン種子中に含まれるn-ブタノール可溶性ジベレリンが尿中には現れないことなどから,マウス体内におけるジベレリンの変性が推定されるが,これらの点については,更に研究を行う必要がある。
- 横浜国立大学の論文
- 1974-08-30
横浜国立大学 | 論文
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