心拍数からみた,大学正課体育ホッケー授業の運動強度
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概要
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本研究では大学正課体育として行なわれているホッケー授業の心拍数変動を測定することにより,呼吸循環器系に働きかける運動効果について,運動強度,持続時間,頻度の点から考察を行った。その結果以下のことが明らかとなった。1)授業全体および,ゲーム中の運動強度については,ポジションの違いにより大きく異なること,すなわちフォワード,センターハーフにおいてはトレーニング効果が期待できる十分な運動強度があった一方,ゴールキーパーではその効果は薄く,補充運動が必要であることが明らかとなった。そして一人一人の学生に均一の運動強度を与えるためには,ゲーム中のポジションを配慮するとともに,ウォーミングアップの充実を図ることが重要であることが示唆された。2)運動の持続時間は各授業でのゲーム時間が40分前後あり,1回の運動時間としては十分であった。3)運動の頻度という点では週1回の授業ということで,トレーニング効果を期待するには少なすぎることが明らかとなった。頻度の少なさからくる身体運動の不足分については,それを補うための指導が授業内および授業外にも必要であることが示唆された。
- 1992-03-10
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