クローン波動関数の行列固有値問題を応用した零点計算法
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概要
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クーロン波動関数は次の二階線形常微分方程式[numerical formula](ここにρ>0,-∞<η<∞, Lを非負整数とする)をみたす解として定義され、二つの独立解、正則クーロン波動関数w=F_L(η,ρ)、非正則波動クーロン関数w=G_L(η,ρ)を持つ。上式はクーロン場におけるシュレディンガー波動方程式を変数分離したときや、荷電粒子の散乱問題などに現れることが知られている。本稿では、先行研究例の少ないF_L(η,ρ),F′_L(η,ρ)の零点計算法について論じる。では、与えられたL,ηに対しF_L(η,ρ)=0およびF′_L(η,ρ)=0を満たすρの行列算法を1975年に提案している。この算法に、最近発表された無限行列の固有値に関する誤差評価式を保証する先行定理の適用が可能であることを本論で示し、これに従って、精密かつこれまでに知られていない、誤差評価式の導出を行う。さらに誤差評価式の妥当性を確認するために行った実験結果についてもここに報告する。
- 静岡産業大学の論文
- 1999-03-31
著者
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