礫観察・礫種判別の授業実践
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概要
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本研究では,「堆積学的手法を取り入れた礫観察の授業実践」を発展させ,高等学校「地学I」の教科書における礫(岩石)の扱いについて調べ,授業において礫観察・礫種判別の実践を行い,その教育的効果について考察した。教科書では,地殻に関する節で岩石をまとめて扱っているものと,地質現象で節を分けて各節で各岩石を扱っているものの2通りがある。授業実践では,礫観察・礫種判別の授業を通して生徒が科学的な探求方法を学ぶともに,身の周りの自然に対する興味・関心を,科学的な知識を伴って高めるのに有効であることがうかがえた。このことは高等学校「地学I」で岩石を扱う際に,科学的な探求方法を取り入れることには教育的効果があることを示唆する。
- 日本理科教育学会の論文
- 2005-12-20
著者
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