統計的解析に対して防御可能なLSBステガノグラフィ(セッション1:データハイディング,議題:CGと文化・芸術及びCG一般)
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概要
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画像の最下位ビット(LSB)を用いたステガノグラフィは数多く存在している.一方,その埋め込みデータを検出する様々な手法も提案されており,特に有用とされているのは画像の統計的性質に注目して解析を行う手法である.本研究ではこれらの手法で埋め込みデータが検出されないようにするLSBステガノグラフィの手法を提案する.埋め込みデータの検出を防ぐために,対象とする解析で用いられる統計量を埋め込み後に補正する.本手法ではグレイコードの性質を利用することで,画素値の変化を高々1に抑えながら既存の手法とは異なる形でデータを埋め込む.この方法により,データを埋め込んだ画素の約半数を統計量の補正に用いることができる.本研究では,3つの統計的解析を用いて検出できないように画像全体にデータを埋め込むことができることを示した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-11-16
著者
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