緩波頭衝撃電圧で模擬された開閉サージ の基礎研究
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概要
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Abstract The results of the fundamental flashover test on switching surges are reported. The dependence of 50% flashover voltage on the wave-front duration, and V-t characteristics are given for various air gaps. These switching surges are simulated by long wave-front duration surges with long wave-tail duration. 最近,大都市等では電力の需要が急増し,それにともなう超高圧送電線の建設がいそがれている。これらの超高圧送電線では経済的な絶縁設計の見地より低減絶縁が採用されるため,系統絶縁の開閉サージ耐圧が重要な問題となってくる。本論文では,低電圧,短ギャップでの開閉サージの放電特性の基礎資料を得るために,長波尾長をもつ緩波頭サージで開閉サージを模擬し,電極の形状,ギャップ長および波頭長を変化した場合の放電特性について検討した。この結果,低電圧,短ギャップにおいても開閉サージのもつ特異性を示し,装置の小型化が期待でき,また開閉サージの放電機構の解析も容易になると思われる。さらに針対平板電極のV-t特性にV形特性のあらわれる原因について若干の考察を試みた。
- 山形大学の論文
- 1971-03-20
著者
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