大川遺跡第1次調査出土の縄文時代早期の剥片石器
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概要
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1957年に酒詰仲男・岡田茂弘両氏によって行われた大川遺跡第一次調査出土の剥片石器を再整理し、資料紹介を行った。再整理にあたっては注記と出土出土層位の対応関係を把握し、それが明らかな資料のみを取り扱った。剥片石器の総数は117点であり、器種ごとにみると石錘1点、石鏃の失敗品である可能性が高いもの3点、楔形石器14点、チップ9点、剥片69点、R.F4点、M.F.15点、石核2点である。ただし、この器種組成は資料の状態や風化の浅いものが若干混じることを考慮すると実際を反映しているとは考えにくい。ただし再整理の結果、剥片石器の分布は礫群とほぼ一致すること。また石材に関してはサヌカイトにほば限定されることが確認された。また、楔形石器が一定量出土していたため、若干の考察を行い、厚さが素材選択の一要素となっていた可能性を指摘した。
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