フランス語とスペイン語における主語の倒置
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概要
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フランス語とスペイン語の語順に関する対照研究の一環として主語倒置について調査するため,フランス語テキストA.Saint-Exupery,Le petit Prince(1946)とスペイン語訳テキストB. del Carril, EI Principito(1951)を資料としてその頻度,それが生じる環境,およびその機能について考察した。広い意味での主語倒置はフランス語の方が多いが,その理由はフランス語の主語接語倒置の多くがスペイン語では主語代名詞非明示の構文に置き換えられるからである。両言語とも主語倒置は無標の倒置と有標の倒置に分けられる。前者は心理動詞等の主語後置構文と外置主語を持つ連結動詞の構文に該当する。後者は常用的倒置と臨時的倒置に分けることができる。臨時的倒置は情報的または文体的要因によって引き起こされ,その頻度はスペイン語の方がフランス語よりも高い。これに対しフランス語は主語前置の語順を維持しようと制約がより強く働く。
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