緑膿菌自家融解ワクチンの有効成分に関する研究
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概要
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1.濃縮MMAFワクチンのゲル濾過分画のうち感染防御能を持つものはMW : 17000以上の分画とMW : 4000〜15000の分画であった.2.MMAFワクチンより調製したOEPにも感染防御能が認められたが, タンパク分画以外にMW : 8000核酸関連物質を含む分画にも感染防御能が認められた.3.MMAFワクチンからWestphal法により抽出した水層試料には感染防御能はなく, フェノール層試料に感染防御能が認められた.4.MMAFワクチンはエンドトキシン・核酸除去剤であるC-7処理により感染防御能を失う.5.MMAFワクチンの感染防御には脂質成分の関与が考えられ, シリカゲルTLCによる脂質の成分分析の結果より, Rf=0.60の複合脂質が有効成分の一つではないかと考えられた.
- 鹿児島大学の論文
- 1989-03-15
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