シラス地帯研究(第3報) : 地面の傾斜と侵蝕の関係
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概要
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以上説明した如くシラスに加わる水の作用は外力として平坦より傾斜増すに従つて侵蝕する力を増大し, これに抵抗する力を減小する。然るにあまりに急勾配となる時は層面に衝撃する力が集注せず単位面積当りの強さを減じ且急傾斜のシラス層は水の滲透する量割合少く間接に土の抵抗性を弱くすることが少い。この平坦から急斜に向うに従つて外力の作用が大となる傾向と, 急斜となる程外力が集注せず, 又抵抗力の減却も少いという相反せる二作用の合成結果が第1図に示す如く45°内外に侵蝕の最大が生じ, 90°附近に最小が生ずるのではないか, この理論的解説はなお決定的に断ずることは困難で, 更に他日の研究を期したい。
- 鹿児島大学の論文
- 1953-12-25
鹿児島大学 | 論文
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