心拍数反応からみた各種運動の強度 : 主婦の生活設計の基礎資料として
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概要
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主婦の生活設計における運動のあり方を考えるための基礎的研究として,運動について強度の測定をし,主婦の生活内容との関連において考察した。運動強度の測定は平均37歳9カ月の主婦6名を被検者として歩行,自転車エルゴメーター作業,バレーボール,なわとびについて5分間おこなって心拍数を測定し,次のような結果を得た。1)歩行では時速4kmおよびその速度で3kgの荷物を持った場合には,運動開始後4分から5分めの平均心拍数は95.6拍/分,98.5拍/分であったが,時速6kmでは121.5拍/分となった。2)自転車エルゴメーター作業では,360kpm/分での4分めから5分めまでの平均心拍数は101.4拍/分であった。3)バレーボールの2人パスを5分間おこなった時の最後の1分間の平均心拍数は162.8拍/分であった。4)なわとびを5分間続けた場合の平均心拍数は165.4拍/分であり,これは技術による差が大きかった。終わりに,被検者の健康管理のための医学的検査の面で多くの御示唆をいただいた東京家政学院短期大学長屋信美教授と被検者になっで下さった杉並区立第9小学校ママさんバレーボールチームの皆様に深謝致します。
- 1975-09-30
著者
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