「高齢者の自発性を高めるアプローチ」における学内演習と臨地実習の学習成果の検討(保健福祉学部 看護学科)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は、「高齢者の自発性を高めるアプローチ」に関する学内演習および臨地実習の学習成果を明らかにした上で、演習と実習の望ましい連動について検討したものである。大学3年次の看護学生を対象とし、学内演習と臨地実習における学生の自己評価および記録を分析した結果、20の学びの項目が抽出された。また、学生の演習自己評価と実習自己評価には相関があり、実習時の「満足感」に関する自己評価高・低得点群と、演習時の「GW参加度」に関する自己評価高・低得点群は、有意な関連がみられた。「高齢者の自発性のアプローチ」に関して、実習の教育効果を高めるには、演習において、基本的な患者-援助者間の相互作用や個別性の重視について、学びを深めることの必要性が示唆された。
- 2006-02-28
著者
-
高木 真理
宮崎県立看護大学
-
吉原 悦子
西南女学院大学保健福祉学部看護学科フィジカルアセスメントProjectチーム;サポート部門
-
高木 真理
宮崎県立看護大学看護学部
-
新木 真理子
西南女学院大学保健福祉学部看護学科
-
大津 厚子
前西南女学院大学保健福祉学部
-
吉原 悦子
西南女学院大学保健福祉学部
-
吉原 悦子
西南女学院大学保健福祉学部看護学科フィジカルアセスメントprojectチーム;サポート部門:西南女学院大学保健福祉学部看護学科フィジカルアセスメントprojectチーム;継続教育チーム
関連論文
- 窮地に陥っているがん患者とのパートナーシップに基づく看護実践方法論の発展
- 「たばこしゃべり場」の開催からの看護師・看護教員らの学び
- 循環器系病棟の禁煙プログラムの開発・普及--看護師と看護教員によるミューチュアル・アクションリサーチにおける「たばこしゃべり場」の開催とチーム全体の変化のプロセス
- 2.事業展開における戦略的広報活動(特別セッション 社会のニーズに応える教育機関の取組み〜看護教育GPを生かした教育機関が実施する社会貢献の具現的事業展開と医学部が実施する教育的取組み〜)
- 老年期がん患者と看護師とのケアリングパートナーシップの過程--Margaret Newmanの理論に基づいた実践的看護研究
- 「高齢者の自発性を高めるアプローチ」における学内演習と臨地実習の学習成果の検討(保健福祉学部 看護学科)
- 「高齢者の自発性を高めるアプローチ」における学生の認識と学び : 老年看護学実習の新たな教育方法をめざして
- 認知症高齢者グループホーム入居者の健康管理のための看護と介護の協働
- 老人観育成の教育と学生の自己開示との関係性
- 認知症高齢者グループホーム入居者の健康管理のための看護と介護の協働
- 認知症高齢者グループホームにおける頓服薬処方の現状と与薬時の不安について
- 基礎看護学実習における対象の理解--患者の全体像への接近
- エリクソンの祖父母的世代継承性と高齢者の看護--臨床実習の場は「世代間交流の場」でもある
- 体験前の学生の背景と疑似体験の効果--老年看護学教育における「たくわん咀嚼体験」を通して
- 生命感情の湧きあがりの研究 : 死を意識した病者体験をもつ中高年者へのインタビューを通して
- 看護系大学の組織的事業展開における広報活動 : 自己修正型ライフサイクル・モデルを用いた戦略的観点からの検討
- 日常生活動作援助における看護学生の臨床判断能力 : 学内演習を通して
- 特別養護老人ホーム職員のジェネラティヴィティと仕事の有能感の関連
- 特別養護老人ホーム職員のジェネラティヴィティと仕事の有能感の関連