熱方程式と固有関数
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概要
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物理学では法則の定量的表現手段として偏微分方程式が非常に多く使われる。これらの偏微分方程式を解く方法の一つとして、ある適当なエルミート演算子の固有関数で解を展開して偏微分方程式の問題を固有値問題に置き換える、という方法がある。解くべき問題の条件が簡単な場合には、その問題を解くのに必要な固有関数が容易に見つかるのであるが、同じ様な問題でも多少条件が変わると、適当な固有関数を見つける方法さえ判らなくなることがしばしばある。この論文では、三つの異なる熱伝導率を持つ物質が満たす熱伝導方程式を例とし取り上げ、問題解決に最も適した固有関数の見つけ方について議論してみたい。
- 東京経営短期大学の論文
- 1997-03-31
著者
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