絵画における時間 : 視覚要因の分析を通して(1998年度 第1回フォーラム サイコロジーとアートの世界)
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概要
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This paper summarized some of my research on time impression and expression in the still pictures. The impressions of various kinds of thirty two modern pictures were examined by the method of selected description. On the basis of the cluster and factor analyses, the pictures were classified into three groups, in which 1) time has stopped, 2) time is passing slowly, and 3) objects are moving or changing fast. Through further analysis with only the words relating to time, the forth group, past-present-future was separated. These results suggested that the pictures were classified depending on time impression. In the next experiment, I investigated the visual characteristics which caused each time impression. Concerning speed impression, it was found that the impression slowed down as high spatial frequency component was removed. Spatial frequency component was also used when the subjects were asked to express the time passing fast or slowly in the form of pictorial works. I also referred to the case in which different visual characteristics were involved in appreciation and in expression of the pictures. These findings were discussed from the point of view of both perceptual and cultural aspects.
- 1999-03-31
著者
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