中国東部安徽省八公山地域における先カンブリア時代後期の劉老碑層から産出したCyphomegacritarchsとそれらの数学的シミュレーション
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概要
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中国東部の安徽省八公山付近の震旦系とその下位にある青白口系に属する九里橋層および劉老碑層からは,後生動物の化石が報告され,その放射年代は,それぞれ738.5Ma(K-Ar),840Ma(Rb-Sr)とされている.これらの化石群は淮南生物群と呼ばれている.本論文では淮南生物群を上記の2層準から産出する化石群に分け,それらの内容を表示している.また,下位の九里橋層から産出するCyphomegacritarchsに属する標本群の形態が放物線に類似していることに注目し,数学的シミュレーションにより1986年に設立した2新属3新種を再記載している.
- 地学団体研究会の論文
- 1995-09-25