河成段丘面の高度分布に基づく信濃川中流域の第四紀末期の活構造運動
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概要
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信濃川中流域の延長約50kmにおよぶ地域において,川西面(50ka),塩殿面(25ka),真人面(13ka)および十日町面(5ka)の4つの指標段丘面の縦・横断面形について検討した.各指標段丘面の縦・横断面形にはいくつかの不連続が認められ,その原因は段丘面離水期以降の断層による変位であると判断できる.断層,推定断層およびリニアメントの分布から,当地域の段丘基盤はブロック化していることが推定され,複数の指標段丘面に認められる断層・推定断層をもとに,5つの活構造ブロックが区分できた.当地域の第四紀末期の地殻変動は,これら活構造ブロックの断続的な隆起運動に支配されているものと考えられる.また,2つの指標段丘面間における比高差の比較から,各活構造ブロックの隆起運動には,「活動期」と「静穏期」が存在することが明らかとなった.当地域の段丘形成は,海水準変動やそれに伴う気候変化の影響による成因論では説明できない.形成時代が明らかな段丘面の比高は,その地点の隆起量≒侵食量とみることが妥当である.
- 2003-11-25
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