従業員のキャリア形成と転換する日本労働市場(第4報告,自由論題報告,日本経営教育学会第54回全国研究大会)
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概要
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これまで米国で生成されるキャリア形成理論の主流は心理学的なアプローチであり、すなわち個々人本来備わっている性格またはその適性がその後の職業人生を大きく作用すると認識され、進路指導や職業カウンセリングの重点は働き手を適切な働き口に振り分けることにある。しかし、人間の内面や心理特性を見極めようとしながらも、キャリア形成に大きく影響する企業の人事戦略、社会や経済情勢が見失われつつあるのではないか。本研究は、長く蓄積されてきたキャリア選択・形成理論の課題および限界を明らかにしていく。近年頻繁に使われている多義語であるキャリアの定義を整理することからはじめ、日本労働市場の現状をふまえた上で、キャリア形成理論の主流をレビュー。最終的には、キャリア形成理論における欠点、応用の限界を挙げ、それを次期研究の土台として築いていきたい。
- 2006-10-27
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