1)セメント混和材の所要量について(第1部)
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概要
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「コンクリート混合比の選擇について」(論文集28號昭和18年3月)に於てモルタル空隙試験の結果に基いて強度上の所要の條件の下に先づセメントと砂との混合比を求め,ついでモルタル部分に於ける砂の實容積の比率を計算し,之に應ずる砂と砂利との比を採用し,かくてコンクリートの混合比を決定することを述べたのであった。斯様にして設計された混合比のコンクリートが(特に所要強度の低い場合に)軟度又は密度の點に於て夫れ以上め富混合比を採用せねばならない場合がある。セメント混和材がセメントと略同様の粉末程度の無機物質であり,セメント及び水と化學變化を起さないもの,又は化學變化の極めて緩慢なものである場合,それが前記の如くにして選擇された混合比のコンクリートのセメントの一部に一定の條件の下に置換へられた時,約めて混和材の所要量が正しく決定せられ,且つコンクリートの軟度又は密度の保有に役立ち混和材の正しい使命が達せられるものであることを述べる。
- 社団法人日本建築学会の論文
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社団法人日本建築学会 | 論文
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