引倒し力によるトウモロコシの転び型倒伏抵抗性の非破壊・計量的検定法
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概要
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転び型倒伏抵抗性(耐倒伏性)の新たな検定法を考案し,耐倒伏性が強-極強の10自殖系統および47F_1品種・系統を供試してその有用性を検討した。耐倒伏性を非破壊的に評価するため,絹糸抽出期の約20日後に引倒し力を測定し,"[numerical formula]引例しカ(N)"でHPR値を算出した。HPR値および石毛らの判別関数値の2か年平均値と倒伏個体率の3か年平均値との相関は,F_1ではそれぞれr=0.631およびr=0.277,自殖系統ではそれぞれr=0.564およびr=0.382でいずれもHPR値が判別関数値を上回ったが,自殖系統での相関は有意ではなかった。本法は,耐倒伏性の非破壊計量的な検定法としてF_1系統の評価に利用できると考えられた。
- 日本草地学会の論文
- 1998-01-31
著者
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