ヒルベルト空間における射影作用素と直交分解
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概要
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本論文の主旨は定理2.3と定理2.5の発見により系2.7と射影作用素の性質を用いて従来とは別の視点から直交分解の存在と一意性を示したものである.参考文献[1]において,射影作用素は直交分解の後に定義されており,この考え方は理解しやすいが,はじめはいささか煩雑に感じられた.そこで,射影作用素の定義を先に明確にした後,直交分解の証明を試みる過程において新たな発見つまり,定理2.3と定理2.5があった為,本論文の形でまとめてみた.さらに,第3章では主に参考文献[1]に載っているいくつかの定理の別証明を与えたものである.
- 高知大学の論文
- 2005-12-31
著者
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