中小企業における情報セキュリティ対策 : 東大阪市と大田区の調査分析を通じて
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概要
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企業は継続的に収益を向上させるために、業務プロセスを改善し、新規事業を創造しなければならない。このような経営活動においてICTは有効な手段である。中小企業においても企業の発展にICTは欠かせない。しかし、ICTの効用が増加すればするほど情報セキュリティのインシデントの発生の可能性は高まる。そのため、中小企業といえども堅牢なセキュリティ対策を実施しなければならない。われわれは、中小企業の集積地である東大阪市と大田区で中小企業のICT化の現状と課題についてアンケート調査を実施した。また情報セキュリティの有識者にヒアリング調査を実施した。その調査分析を踏まえて、中小企業で実施すべき情報セキュリティの対策について検討した。その結果、(1)技術的対策にウェイトをおくべきこと、(2)特にICT活用教育度やソフトウェア活用度が高い企業ほど、組織的対策も実施していること、(3)経営者は今後、システム監査・情報セキュリティ監査を実施してセキュリティ対策を評価し見直すことを望んでいることなどが判明した。
- 大阪成蹊大学の論文
- 2006-03-25
著者
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