ワイブル母数推定法のいくつかの新技法(ディペンダビリティ理論の最近の展開)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,両側定数打切(doubly censored Type II)データを対象とする場合,ワイブル母数推定法のいくつの新技法を紹介したい.未知データ予測法を使うことにより,本来は完全標本にしか使えない各種の従来既知の方法も両側定数打切データを適用できた.未知データ予測法は3タイプ5種類(D=1,2,…,5)に分けられた.新しい推定法として縦横両方向上の誤差を同時に考慮した最小2乗推定法を提案した.また,推定結果の偏りを修正するため,推定法で得たBIASとMSEを実験値として活用する経験的補正推定法も提案した.今回の未知母数推定のモンテカルロ・シミュレーションの条件として,実験回数はN=20000回,標本の大きさn=5,7,10,15,20で観測データ数≧4の両側中途打切データである.各ケースの推定効果の詳細について各参照文献に参照されたい.
- 2006-09-01
著者
関連論文
- 5-2 定常再生過程の年齢データを用いたワイブル寿命分布の母数推定に関する研究II(日本信頼性学会第9回信頼性シンポジウム) : 極限モーメント法の特性とハイブリッド法の提案
- 小標本の右側定数打切データによるワイブル母数の推定精度向上 : 縦横両軸方向の誤差と未知データ予測値の簡便活用法
- ワイブル母数推定法のいくつかの新技法(ディペンダビリティ理論の最近の展開)
- 7-2 '極限モーメント法'による正規分布の標準偏差の推定
- 定常再生過程の年齢データを用いたワイブル寿命分布の母数推定に関する研究IV : 形状母数の実現可能な上限値を設定した場合の推定結果(第5回研究発表会)
- 5-3 定常再生過程の年齢データを用いたワイブル寿命分布の母数推定に関する研究III(日本信頼性学会第9回信頼性シンポジウム) : ハイブリッド法の手順とシミュレーション結果
- 5-1 定常再生過程の年齢データを用いたワイブル寿命分布の母数推定に関する研究I(日本信頼性学会第9回信頼性シンポジウム) : モーメント法と最尤法の適用限界と解の特性
- ワイブル母数推定法のいくつかの新技法