アマガイの血液細胞の形態と遊走能
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アマガイの血液をin vitroで25℃10分および30分培養した後, 走査電子顕微鏡で観察した結果, アマガイの血液細胞の大部分はガラス板上でよく伸展するアメーバ状細胞であることが明らかになった。アマガイの血液細胞の保存に適するNaCl濃度は1.2%であった。アマガイの血液細胞はアマガイの血清に対して弱い遊走を示した。腸炎ビブリオに対しては活発に遊走したが, アマガイの血清による遊走の促進は見られなかった。この成績はアマガイからの腸炎ビブリオの排除に血液細胞が関与していることを示唆している。
- 1991-05-31
著者
-
熊澤 教眞
鳥取大学農学部獣医公衆衛生学教室
-
熊澤 教眞
琉球大学熱帯生物圏研究センター
-
田中 敬一
鳥取大学医学部解剖学教室
-
谷川 孝彦
鳥取大学医学部
-
田中 吉紀
鳥取大学医学部
-
田中 吉紀
鳥取大学医学部細菌学教室
-
長武 均
鳥取大学医学部解剖学教室
-
谷川 孝彦
鳥取大学医学部細菌学教室
関連論文
- イソゴカイの体内における耐熱性溶血毒産生性腸炎ビブリオの生残
- 豪雨が腸炎ビブリオ食中毒の発生を誘発する可能性について
- 肝臓からのアフラトキシンの抽出およびクリンアップ法の改良(短報)
- アフラトキシンB1に汚染された飼料を給餌されていた鶏の血漿中からのアフラトキシンB1の検出(短報)
- 日本に輸入された飼料用トウモロコシ中のアフラトキシンB_1の酸素免疫測定法による検出(短報)
- 日本に輸入された食品中のアフラトキシンB_1の酵素抗体法及び高速液体クロマトグラフィーによる検出
- アマオブネガイ科腹足類の塩分嗜好性
- 犬における実験的に作製した Staphylococcus aureus 膿瘍に対するキトサンの効果
- キトサンオリゴマーの創傷治癒効果
- ポリN-アセチル-D-グルコサミン(キチン)は犬においてプロスタダランディンE_2(PGE_2)を誘導する
- キチンおよびキトサンへの犬好中球の遊走(短報)
- キチンおよびキトサンは牛多形核白血球の遊走を誘導する(短報)
- 病棟における Staphylococcus 感染の分子疫学 : メチシリン耐性 Staphylococcus の mecA および femAの研究
- ポリN-アセチル-D-グルコサミン(キチン)の獣医臨床への応用
- 犬におけるポリN-アセチル-D-グルコサミン(キチン)による組織活性
- イシマキガイの伸展型血液細胞の微細構造(短報)
- ヤマトシジミの血液細胞の形態とライソゾーム酵素活性
- アマオブネガイ科巻貝類のリン酸依存性抗腸炎ビブリオ活性(短報)
- イシマキガイ血液細胞のライソゾーム酵素染色(短報)
- イシマキガイの稚貝と成貝の血液細胞の差異
- アマガイの血液細胞の形態と遊走能
- イシマキガイとアマオブネの血液細胞の培養とその形態
- アマオブネガイ科腹足類から耐熱性溶血毒産生性腸炎ビブリオが検出される汽水域の地理的条件 : 短報
- ニューキノロン系抗菌薬と制酸剤の併用投与に関する研究
- マウス, 犬, 猫の肺胞および腹腔マクロファージの走査電子顕微鏡的および細胞化学的分析(短報)
- 腸内細菌におけるβラクタム系抗菌薬耐性と病院環境の関連
- 鳥取大学医学部附属病院におけるグラム陰性桿菌の抗菌薬感受性成績 : 狭域スペクトル抗菌薬活用の可能性
- イシマキガイ稚貝の消化管内における耐熱性溶血毒産生性腸炎ビブリオの選択的生残
- 汽水域でのイシマキガイ消化管内における耐熱性溶血毒産生性腸炎ビブリオの選択的増殖
- 腸炎ビブリオと大腸菌に対するヤマトシジミの血液細胞の走化性
- 腸炎ビブリオと大腸菌に対するアマオブネとアマガイの血液細胞の走化性
- 腸炎ビブリオと大腸菌に対する幼若イシマキガイの血液細胞の遊走とこれに対するイシマキガイ血漿の影響
- アマガイの体内における腸炎ビブリオと大腸菌の生残
- イガカノコ(汽水産アマオブネガイ科腹足類)は耐熱性溶血毒産生性腸炎ビブリオのレゼルボアである(公衆衛生学)
- イシマキガイの腸管での腸炎ビブリオの生残に対する耐熱性溶血毒の役割
- ヤマトシジミへの腸炎ビブリオの定着
- 腸炎ビブリオを投与したイシマキガイの消化管内における血液細胞の遊出(公衆衛生学)
- 腸炎ビブリオと大腸菌に対するイシマキガイの血液細胞の遊走能の欠如
- イシマキガイ及びアマオブネの体内における腸炎ビブリオの生残
- 第74回日本ハンセン病学会を終えて
- 走査電子顕微鏡の免疫細胞化学的応用 (急速凍結法)
- キチン・キトサンによるマクロファージの活性化
- Ultrahigh-resolution scanning electron microscopes and their application to cell components and biopolymers.