オオベソオウムガイ Nautilus macromphalus の殻および軟体部の重量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
オオベソオウムガイの生きているままで, 殻及び軟体部の重量を推定するため, 飼育実験中に斃死した7標本につき, 総体重, 殻重量及び軟体部重量を計測した。これから殻と軟体部の重量比を算出し, 解体の際失われる体液, 殻房内に含まれる液体重量は極めて小さい事を明らかにした。これらの値をWARD他(1977)の報告したオウムガイの計測値について吟味した結果, 極めて近い値を示した。将来幾つかの解決すべき問題もあるが, 本調査で求められた殻・軟体比率は重要な基礎的資料と認められる。
- 日本貝類学会の論文
- 1979-04-30
著者
関連論文
- 飼育環境下におけるオオベソオウムガイの殻成長
- オオベソオウムガイ Nautilus macromphalus の殻および軟体部の重量
- オオベソオウムガイの筋肉部構造とその観察に基づく沈降機構に関する仮説
- オオベソオウムガイの飼育下における運動, 摂餌, 交接及び産卵行動に関する観察
- 古生物学的立場からみたオオベソオウムガイの生態観察