日本近海産チドリマスオガイ科 : 附 : 新種コハゼガイの記載
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概要
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チドリマスオガイ科はAmphidesmatidae IREDALE, 1914とされたこともあるが, 正しくはMesodesmatidae GRAY 1840である。そしてAmphidesma LAMARCK, 1818は現在アサジガイ科Semelidaeに置かれる。筆者の一人波部(1952)は日本近海産のこの科を5属5種とした。その後, 黒田徳米博士が台湾で採集された未査定種はマルクチバガイ(新称)Coecella formosae DE ROUIJ-SCHUILING, 1972と命名され, 筆者等も奄美諸島と和歌山県からハコベノハナガイ(大山)Rochefortina sandwichensis (SMITH, 1924)を, 奄美諸島から新種コハゼガイ(新称)Monterosatus amamiensis sp. nov.を発見し, 3亜科7属8種となった。コハゼガイ属Monterosatus BEU, 1971は地中海地方から2種知られているが, この新種はインド・太平洋海域での最初の記録である。
- 日本貝類学会の論文
- 1973-05-15
日本貝類学会 | 論文
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