Mycobacterium szulgai感染後に合併した肺アスペルギルス症の1例

元データ 2006-05-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

背景.肺非結核性抗酸菌症や肺アスペルギルス症は増加傾向にある.症例.52歳男性で,41歳時に肺結核症のため抗結核療法を施行された.右下葉肺炎を認め,喀痰よりMycobacterium szulgaiを複数回検出し,抗結核薬を投与するも改善不良なため当科へ紹介された.右上肺野巨大空洞と右下葉肺炎を認め,抗結核薬を継続し炎症所見の改善と抗酸菌塗抹陰性化を認めた.肝機能障害のため抗結核薬を中止したところ,肺炎が再燃し入院となった.抗結核薬を再開するも改善しないため気管支鏡を施行した.内腔は灰自調痰を多量に認め,右下葉気管支末梢より空洞内の菌塊が直接確認できた.組織学的にアスペルギルス菌塊を確認し,右胸膜肺摘除術を施行し改善を得た.結語.本例は抗酸菌による肺実質の破壊や空洞への交通を合併し,アスペルギルスが腐生性に増殖したと考えられた.また,気管支鏡にて空洞内のアスペルギルス菌塊が直視でき診断に有用であった.

著者

佐藤 幸夫 自治医科大学外科学講座呼吸器外科学部門
蘇原 泰則 自治医科大学外科学講座呼吸器外科学部門
曽田 学 自治医科大学呼吸器内科
細野 達也 自治医科大学呼吸器内科
山沢 英明 自治医科大学呼吸器内科
坂東 政司 自治医科大学呼吸器内科
杉山 幸比古 自治医科大学呼吸器内科
坂東 政司 自治医科大学 呼吸器内科学 教室
大野 彰二 自治医科大学内科学講座呼吸器内科学部門
大野 彰二 自治医科大学呼吸器内科
大野 彰二 自治医科大学 内科学 講座 呼吸器内科学 部門
山沢 英明 自治医科大学医学部内科学講座呼吸器内科部門
宮崎 邦夫 自治医科大学卒後臨床研修センター
宮崎 邦夫 自治医科大学内科学講座腎臓内科学部門
蘇原 泰則 自治医科大学呼吸器外科
杉山 幸比古 自治医科大学内科学講座呼吸器内科学部門
杉山 幸比古 自治医科大学附属病院呼吸器内科
山沢 英明 自治医科大学附属病院呼吸器内科
山沢 英明 自治医科大学内科学講座呼吸器内科学部門
佐藤 幸夫 自治医科大学呼吸器外科
杉山 幸比古 自治医科大学
山沢 英明 自治医科大学 内科学講座 呼吸器内科学部門
曽田 学 自治医科大学ゲノム機能研究部
坂東 政司 自治医科大学 内科学講座 呼吸器内科学部門
細野 達也 自治医科大学 内科学講座 呼吸器内科学部門
山沢 英明 自治医大内科学講座呼吸器内科学部門

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