幼児の食事摂取と総コレステロール・中性脂肪との関連 : 体格指数3群による
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概要
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幼児を体格指数で3群(正常群、やせ群、肥満群)に分類し、その食事状況とTC・TGとの関連を比較、検討し以下の様な知見を得た。1)総コレステロール・中性脂肪値は、正常値よりやせ、肥満群が高く、正常群と肥満群の中性脂肪値には有意差が見られた(p<0.05)。2)食物摂取頻度で、やせ群は正常群に比べ野菜ソテーの摂り方が有意に少なく(p<0.01)、肥満群は正常群に比べ野菜、野菜ソテーの摂り方が有意に少なかった(p<0.05/p<0.01)。3)よく食べるおやつで、やせ群はスナック菓子、プリン・ゼリー類、チョコレート、煎餅が多く、肥満群は菓子パン、キャラメル・飴類、饅頭・羊羹類が多く有意差が見られた(p<0.001)。4)よく食べる夜食で、やせ群は菓子パン、キャラメル・飴類、饅頭・羊羹が多く、正常群は煎餅、チョコレート、プリン・ゼリー類が多く有意差がみられた(p<0.001)。5)総コレステロール・中性脂肪値は、正常群が最も低く、3群間の野菜、おやつ、夜食の摂り方に関連があると推論された。
- 2004-03-31
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