栄養指導評価と東大式健康調査法評価の検討 : ***の食事状況と健康調査の関連性
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概要
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健康管理を前提とした栄養指導の,評価を客観的にする一方法として,東大式健康調査法評価(THI 12尺度評価)を取り入れることを考えて,***の食事状況と健康調査との関連性を検討し,以下のように要約した。1)食事・嗜好品の摂取状況評価の良いA群は,THI 12尺度評価における生活不規則性の得点が低く,規則正しい生活を,おくっている人々である。(t検定) 2)B群は,食事・嗜好品の摂取状況悪く,生活は不規則であるが,神経質でないといえる。3)B群の人々は,A群に比べ,嗜好飲料を飲む人多く,魚介類を食べない人が多かった。(X^2検定) 4)因子分析によるTHI 12尺度と食品群類別摂取頻度,食事・嗜好品の摂取状況の14項目で因子得点の高いものは,A群,B群とも多愁訴,口腔と肛門,消化器,情緒不安定,虚構性,抑うつ性,神経質,生活不規則性,食品群別摂取頻度であった。5)因子得点の高い項目と,その関連性からみて,栄養指導評価にTHI評価を導入することは妥当といえる。
- 帝京短期大学の論文
- 1987-10-05
著者
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