3次元CTの歯周組織診査への応用
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概要
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歯周治療に際して,歯槽骨の形態を正確に把握することは,診断・治療計画のために重要なことである。通常,骨欠損の形態把握は,ボーンサウンディングやリエントリーによってなされる。しかしながら,このような方法は侵襲を伴い,臨床的にはごく限られたケースでしか行われるにすぎない。レントゲン診断のような画像診断は,非侵襲的に行うことのできる骨の形態診断法である。しかし透過型撮影の2次元的な性質のために,歯周組織の3次元的な構造は描出することができない。今回の研究では,従来のレンドゲン診査法の欠点を補うために,コンピュータ断層撮影(CT)を利用した3次元画像診断を用いた。3次元CTの再現性と臨床像は,以下のような結果が得られた。1)高い精度の再現性(平均誤差1.4±1.3%)2)様々な方向からの立体的な骨形態像3)根分岐部の観察が可能な歯牙の形態像3次元CTのもつ,骨形態の正確な把握能力は,臨床応用に際して少ないリスクで骨欠損の正確な測定が行われる可能性を秘めている。
- 1993-03-27
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