γ線の減弱による歯槽骨変化の測定に関する研究 : 歯周治療の影響について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
歯周疾患の治療の際,歯槽骨の変化を知ることは臨床的に重要な位置を占めている。殊に歯槽骨頂部での変化を知るためには,一般的な方法として,X線フィルムの濃度変化を指標としている。しかし,この方法は撮影したフィルム上で変化を調べるために様々な制約がある。そこで,歯周炎を有する患者においてフィルムを介さないで直接,歯槽骨の変化を調べるために線源に^<133>Baを用い,歯槽骨頂部を透過する30keVのγ線の減弱をアナライザーで分析し,骨の微細な変化量をより正確に測定することを試みた。その結果,最初の顕著な骨変化はスケーリング後,ないしは再評価時のいわゆるインストルメンテーション後に観察され,治療期間の経時的変化では治療開始後,2ヵ月から7ヵ月目に起こっていることが分かった。
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会の論文
- 1991-06-28
著者
関連論文
- A-22-14 : 20 付着歯肉の幅と初期治療時のポケット減少の関係について
- EPTFEメンブレンを用いた組織再生誘導法の臨床効果について
- γ線の減弱による歯槽骨変化の測定に関する研究 : 歯周治療の影響について
- A-18-1215 非吸収性メンブレン(GORE-TEX^>[○!R]
- 症例5
- B-7-1020 γ線の減弱による歯槽骨の測定に関する研究 : V.歯周治療の影響について
- γ線の減弱による歯槽骨変化の測定に関する研究 : IV.装置の再現性について : 第28回秋季日本歯周病学会総会
- 10.初期治療に於ける歯周ポケットの改善について(一般講演要旨,第25回 春季日本歯周病学会)
- 33.γ線の減弱による歯槽骨変化の測定に関する研究 : I.基礎的研究(一般講演要旨,第24回 秋季日本歯周病学会)