認知的熟慮性-衝動性とメタ認知的行動
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概要
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熟慮-衝動型認知スタイルとメタ認知の関連を検討するため,知能水準の等しい小学5年生の熟慮型-衝動型児童のハノイの搭課題での解決行動を観察,分析した。実験1では,実際にディスクを移動する課題を与え,熟慮型の遂行成績がより優れている事,課題に着手するまでの時間や1回当りのディスク移動時間がより長く課題解決のプランニング,ならびに自己の実行状態のモニタリングやチェッキングを行っている可能性のあることが示唆された。実験2では,行動で解決にいたるディスクの移動を口頭で報告させた。実験1と同様に熟慮型の遂行はより優れる傾向があった。また実行行動の差は,課題が難しいほど明らかになり,最終的に解決出来なかった課題においても,熟慮型は衝動型より,課題に着手するまでの時間が長く,また遂行途中での報告の中断が多かった。これはプランニングやモニタリングの機構を反映していると考えられた。
- 1988-02-26
論文 | ランダム
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