沖縄県内の市町村民所得の格差に関する数量的考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
従来より、県内においては、県民所得格差には十分に焦点を当てて来たが、県内の地域間格差については、ともすれば十分な議論が行なわれて来なかった。このような問題意識に立って、1人当たり市町村民所得を対象に、沖縄県内の市町村間所得格差の態様について、標準得点とジニ係数を用いて数量的分析を行なった。結果として、1990年度から2000年度にかけての経済バフォーマンスが最も悪かった沖縄県では、1人当たり市町村民所得に関し、市町村間の平準化は促進されたが、市町村間でのバラツキの程度が増加するとともに分布の上限と下限に位置する市町村間の格差が拡大した、との知見を得た。
著者
関連論文
- 沖縄県産亜熱帯果実の販売戦略としての電子商取引の活用要件に関する研究
- 食の安全性情報と消費者行動に関する基礎的研究(プロジェクト研究展望)
- 公共投資に関する消費内生化地域間産業連関モデルによる波及効果の分析
- 連立方程式体系による世界食糧需給モデルの構築 : コメ・麦・トウモロコシ・牛肉・豚肉需給モデル
- 県産農産物・農産加工品の輸移出収入に関する波及効果分析
- 沖縄における観光資源の評価情報に関する数量化分析
- 沖縄県の都市化に関する数量的分析
- 沖縄県内の市町村民所得の格差に関する数量的考察
- 観光収入の県農業に及ぼす波及効果に関わる産業連関分析
- 逐次回帰を用いた構造変化の時期の特定手法に関する考察 : 農作物共済に関わる掛金国庫負担比率の推移を事例として