渡名喜島方言の助詞について : とりたて助詞、終助詞、引用の助詞
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概要
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渡名喜島は那覇の北西約58kmの海上にあり、周囲12.5kmの小島である。そこで話されてきた方言は、琉球方言のなかの北琉球方言(奄美・沖縄方言群)に属し、さらにその下位の沖縄中南部方言に位置づけられる。本稿は渡名喜島方言のとりたて助詞(ja, N, ju: ka, baka: i, CO: N, du, ga)、終助詞(jo(:), do:, sa, qsa:, ja(:), de, te(:), muN, hja:, gaja(:), cisa, ga, na)、引用の助詞(ci, cici)についての報告である。琉球方言の助詞の研究は、格助詞については報告がいくつかみられるが、本稿でとりあげるとりたて助詞、終助詞、引用の助詞についてはまだ研究がすすんでいない。ここでは、渡名喜島方言のそれらの助詞について、できるだけ詳しく用例をあげて記述する。とりたての形のあり方、音声的な融合のしかたも含めて、文法的な意味・機能があきらかになるよう記述する。
- 2004-03-31
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