修正死亡指数による条件体分析と保険体評価基準の見直し
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概要
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1992年 石丸らが報告した修正死亡指数(corrected mortality ratio)による条件体の分析と保険体評価基準の見直しを試み,修正死亡指数の有用性を検討した。調査対象は,当社の個人保険のうち男性の限界体,条件体契約であり,経過契約件数,実死亡数は限界体(819,030.3件, 2,076件),条件体(648,249.8件, 2,859件)である。死亡指数と,修正死亡指数を,条件結果別(料増,削減,併用),診査方法別,加入年齢別,保険年度別などで検討した結果,条件体全般に渡り,選択過剰の部分,選択過小の部分を再チェックできた。保険体評価基準を見直すため,各傷病について限界体の死亡指数,および各傷病条件体の死亡指数と,修正死亡指数を比較検討した結果,件数の多い傷病について,当社の保険体評価基準が適正かどうかの判断が可能であった。条件体の分析と保険体評価基準の見直しの為に,修正死亡指数は大変有用であった。
- 日本保険医学会の論文
- 1996-12-15
著者
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