血清中の殺菌因子Ra-reactive factorの測定法の検討
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概要
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血清殺菌因子RaRFの活性を測定するために,Salmonella typhimurium Ra株のリポ多糖体を結合した血球に,試料を結合させ,補体のC4, C2およびC3〜C9成分を順次作用させて,溶血を測定する鋭敏な方法が開発された。この方法はRaRF純度が比較的高い検体に適用する時はよいが,血清などのRaRFを測定するときは,血清中の抗Ra抗体および補体成分Clが溶血に関与する可能性があった。今回の検討によって,これらの血清蛋白質は上の方法で測定されるRaRFの活性値にはほとんど影響しないことが判明し,臨床検査に利用できることが示唆された。
- 北里大学の論文
- 1994-12-31
著者
-
川上 正也
分子生物学
-
川上 正也
北里大学医学部・分子生物学
-
周 虹
北里大学医学部・分子生物学
-
季 育華
北里大学医学部・分子生物学
-
初瀬 洋美
北里大学医学部・生物化学系
-
川上 正也
北里大学医学部
-
川上 正也
北里大 医
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