大腿義足ソケット継手部に作用する6軸力の分析とその応用(4部 運動機能の支援)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This paper deals primarily with 6-axis forcemoment such as two shearing forces (F_x, F_y), compression (F_z), two bending moments (M_x, M_y) and a tortional moment (M_z) that are acting on the stump of the during walking. An above/knee amputee walked while wearing his A/K prosthesis, which is equipped with the 6-axis force-moment sensor between the knee joint of the prosthesis and the socket, and the above-mentioned forces and moments were measured. As a result of the walking experiments, the values of F_x, F_y, F_z, M_x, M_y and M_z during walking were determined. In the case of fast walking, the peak of F_x and F_z at the beginning of the stance phase is bigger that those in the case of slow walking. This shearing force F_x prevents sudden flexion of theknee joint. Then two application studies of 6-axis forces and moments are described. The first study was concerned with the invention of an evaluative method for alignment of A/K socket with the above-mentioned 6-axis forces and moments. The toe of the A/K prosthesis is set inside (toe-in) or outside (toe-out) about 10°. An A/K amputee walked, and the 6-axis forces and moments were measured. As a result of the walking experiments, the differences between the adjusted alignment and the above-mentioned setting are identified, and the following is turned out. In the case of setting toe-in, it is difficult for the amputee to walk smoothly because stability in the side direction decreases. The second study is about an application of the forces and moments to controlling signals for ascending a staircase. The shearing force (F_x) and the compression (F_z) are utilized as triggers for extending or flexing the knee joint, respectively. An amputee wearing the A/K prosthesis which we had developped could walk on a staircase with a natural posture without the help of his arms. These results of the two application studies confirm the usefulness of the sensing system which is proposed in this study.
- バイオメカニズム学会の論文
- 1992-05-20
著者
-
加藤 一郎
早稲田大学
-
加藤 一郎
早稲田大学理工学総合研究センター
-
藤本 浩志
工業技術院生命工学工業技術研究所
-
藤本 浩志
電気通信大学
-
志村 雄一郎
早稲田大学
-
加藤 一郎
早稲田大学理工学部機械工学科
関連論文
- 国産及び中国産タケノコ水煮・缶詰の元素組成
- パネルディスカッション
- マルソウダ加工残滓から調製した魚醤油と数種アジア産魚醤油との揮発性成分の比較
- 多変量解析による魚醤油と大豆こいくち醤油の官能評価
- マルソウダ加工残滓から調製した魚醤油と数種アジア産魚醤油との呈味成分の比較
- 電油式多自由度前腕義手 : ワセダハンド-9H3(2部 上肢と解析)
- 路面形状に偏差のある環境に対する適応能力を持つ 2 足歩行ロボットの開発
- 衝撃緩衝材料を用いた足底機構による2足歩行の安定化と路面位置情報の取得
- 路面形状に偏差のある環境における2足歩行制御 : 未知の凹凸路面に対する適応歩行の実現
- ヴィークル塔載型マニピュレータの安定化制御-安定規範とマニピュレータによる補償運動-
- 人間との協調による2足歩行ロボットの歩行安定化の学習
- 切断側股関節トルクを制御信号とする大腿義足の階段昇り歩行制御則
- ロボットにおける心とヒューマンインターフェース
- ロボットとヒューマンコミュニケーション
- バイオメカニズム今昔 (生物と機械の接近)
- バイオリン右腕ボ-イング動作におけるスキルの分析
- 上体を有する2足歩行ロボットの学習制御
- リリスボット - 生活支援ロボット - の構想
- 上体運動により3軸モーメントを補償する2足歩行ロボットの開発
- ZMPを安定規範とした2足歩行ロボットの上体補償運動の学習制御
- 二足歩行の人間工学 (移動と理学療法)
- 6軸力センサを用いた2足歩行ロボットの ZMP 測定システムの開発
- 大腿義足ソケット継手部に作用する6軸力の分析とその応用(4部 運動機能の支援)
- 拘束作業における手・腕協調動作の分析(3部 運動の調整)
- 人間ロボット論
- 大腿ソケットの軸力を用いたアライメント評価の一手法
- ペダリング運動おけるスキルの評価
- 426.力効率指数からみたペダリングの評価
- 大腿義足ソケットに作用する軸力の分析 : 階段昇降可能な大腿義足の制御信号への応用
- 歩調適応機能を有する階段昇降可能な大腿義足の開発(4部 補装具・ロボット)
- 電気=油圧ハイブリッドアクチュエータを搭載した階段昇降可能な大腿義足(4部 模擬・機械・開発)
- 健常人と同等の階段降り歩行が可能な大腿義足(4部 人工の手足)
- 21. 階段歩行可能な大腿義足(義肢・装具)
- ロボットと世界・ロボットの世界
- 21世紀を拓くロボット
- 咀嚼機械システムの開発 : 3自由度顎機械モデルWJ-2(1部 脳・筋・関節機構)
- 21世紀を拓くロボット
- バイオメカニズムとロボット工学
- 鍵盤楽器演奏における指・腕協調運動の分析とそのロボットへの適用(4部 模擬・機械・開発)
- 加藤一郎教授インタビュー(「バイオメカニズムの過去・現在・未来」)
- 生体工学について
- 多機能大腿義足の登場
- モ-タのオンライン最短時間制御の一手法
- 2チャネル筋電位を用いた歩行周期予測
- からくりからマイ・ロボットへ
- 歩行周期に随意に適応する筋電制御大腿義足の開発(2部 人工の手足)
- 多自由度人間形人工の手の開発 : 5本指,腕の構成(2部 人工の手足)
- ロボット人間学(これからのロボットと社会的インパクト)
- 単リンクの脚を有する二足ロボットに関する研究 : 第1報, 姿勢の安定化と歩行動作の実現
- 制御用ロータをもつ一足歩行ロボットの動的歩行制御
- 手 : 人間型両側人工の手(2足歩行ロボット(WABOT-1)の開発,2部 ロボット)
- E8.節電制御大腿義足の開発 : 歩行周期に適応した膝トルク発生システムの開発
- 第2回シンポジウムにおけるパネルディスカッション
- 義手の試作に関する考察
- 圧力感覚を持つ上腕電子義手 : ワセダハンド-5(2部 上肢)
- 油圧肩義手の開発(2部 義手とその制御)
- 人と一定間隔を保つ移動ロボット制御の一方法(4部 ロボット)
- 励振作用を利用した空中移動ロボットの研究 : 第2報 トルク制御による綾渡り動作の実現
- 7自由度油圧義手 : プロトタイプ-I(2部 義手とその制御)
- 筋電位の解析 : 主として上腕二頭筋について(2部 義手とその制御)
- パネルディスカッション
- 千曲川歴史洪水の頻度分析への導入と考察
- 2足歩行機械システムの研究(4部 ロボット)
- 油圧式2足歩行機械による準動歩行の研究(3部 ロボティクス)
- 座談会「これからの人間と機械」
- 2足歩行機械の試作(3部 下肢)
- 工業技術院生命工学工業技術研究所人間環境システム部福祉医用工学研究室(東洋医学)
- 多機能動力義足
- ロボット学事始
- 講書始の記
- ソビームの歩み(「バイオメカニズムの過去・現在・未来」)
- 福祉工学とバイオメカニズム(鍛える)
- 福祉工学とバイオメカニズム(歯のバイオメカニズム)
- 調味乾燥品の低塩分高水分化に伴う加工技術の開発 (特集:低塩分高水分化する水産加工品の品質保持技術-2-)
- 足 : 人間型油圧歩行機械(2足歩行ロボット(WABOT-1)の開発,2部 ロボット)
- 多関節型人工の手におけるトルク位置制御(3部 人工の手)
- 乳ガン自動触診ロボット・WAPRO-4
- 情報処理作業を目的とした自律型ロボットの4肢システムの構成 : 〜音楽情報を扱うWABOT-2の運動系〜
- 2足歩行ロボットWL-10RDによる動歩行の実現
- 路面形状に偏差のある環境に対する適応能力を持つ 2 足歩行ロボットの開発
- 人間・機械システムにおける筋電情報と電気刺激フィードバック(3部 感覚受容)
- 全油圧駆動による2足歩行ロボットの実現
- 脚方式移動ロボットの開発 (最近のロボット技術)
- 鍵盤楽器演泰ロボット
- 粘弾性自動測定装置 : 人工硬さ感覚器へのアプローチ(1部 バイオメカニクス)
- 計算機によって操作される力逆送型人工の手(2部 上肢)
- ゴム人工筋を用いた2足歩行機械(3部 下肢)
- 多自由度義手の制御信号と位置フィードバック(1部 感覚と筋)
- 乳癌触診の定量化に関する基礎研究(1部 感覚と筋)
- 指と腕の協調制御手法 : 〜指先の連続位置決め作業における指・腕軌道の自動決定〜
- 鍵盤楽器演奏ロボット“WABOT-2” (WAseda roBOT-2)
- 人工の手のトルク位置制御に関する研究 : トルク位置制御の有効性の確認(生体と衝撃(1))
- 乳房自動触診システムに関する研究 : 切出標本による実験(1部 バイオメカニクス)
- 揮発成分測定による米菓の品質評価法
- パーソナルロボット