圧粉磁心を用いた埋込永久磁石同期モータの基礎特性(<特集>「ショートノート」(卒論・修論特集))
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文は,圧粉磁心を埋込永久磁石同期モータの固定子と回転子に適用させたとき,磁気特性を定量的に把握することを目的としている.3種類の圧粉磁心と珪素鋼板のB-H曲線をモデル化し,2次元有限要素法を用いて圧粉磁心と珪素鋼板の磁気特性を比較した.圧粉磁心のB-H曲線の特徴として,(1)B-H曲線の立ち上がりが遅れる(2)透磁率,最大飽和磁束密度が珪素鋼板に比べ低いということが挙げられる.この条件をすべて満たすように圧粉磁心のB-H曲線を3種類モデル化した.解析の結果,平均磁束密度に対する圧粉磁心の透磁率は珪素鋼板の透磁率に比べ90%減と大幅な減少であった.しかし,圧粉磁心の透磁率が珪素鋼板に比べ非常に低いにも関わらず,無負荷誘導起電力,有効磁束等の磁気特性はほとんど変わらない結果となった.
- 2006-03-03
論文 | ランダム
- 外国論文紹介 交通量データを使用した混雑料金の推計について--シンガポールの乗り入れ許可制度(Area Licensing Scheme)
- ハイドン交響曲の研究(2)
- ハイドン交響曲の管絃楽法の研究
- 指揮法のグレード制に対する試案
- オルガンのレジストレーション(registration)の研究