予想モデルにおけるフィードバック効果と"氷解"現象 : 個別型動的学習支援システムを目指して
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
我々は、最近個別型の動的教授方略を持ったシステム構築のために必要と思われる三種の基本モデル(Prediction Model, Review Model, Classification Model)を提出してきた。しかし特にPrediction Modelにおいてはその正当性の吟味は曖昧であった。それは幾つかの自然な要請を満たすべき解として導かれたものであり、結局その信頼性はそれらの要請の信頼性に帰着する。ここではそれに更にフィードバック効果も加味したより精巧なモデルを提出すると共にそのモデルの特色を議論する。特に学習における"氷解"現象が説明できることがわかり、それを通してこのモデルの定性的妥当性の一つの証拠が得られた。更に、これらの特徴はモデルの詳細によらず、大局的特徴は境界条件にのみ依存することが分かる。主張のポイントは、学習における"氷解"現象を大雑把にも説明できる一つのモデルを提出しただけでなく工学的に、それらの状況証拠を携えたモデルをもとにシステムを構築することへの一つの信頼すべき基盤が得られたということである。又、その境界条件内でのモデルの自由度は目標とするシステム構築をより有効なものにするために使用し得ると考えられる。
- 北海道情報大学の論文
著者
関連論文
- 重み付きグラフを用いた学習教材の構造化及びクラスタリング
- マルチプリシティクラスタ分析と学習教材の構造化
- 関連度に基付いた無矛盾なある一つの系列化法
- 重み付きグラフに対するクラスター分析
- Weighted-Graphを利用した学習教材の構造化&系列化
- 学習教材の構造化及び系列化
- E-Learningにおけるエージェント技術の適用に関する研究
- 重み付きグラフを用いたクラスタ分析に基づく無矛盾な学習項目の系列化法
- 予想モデルにおけるフィードバック効果と"氷解"現象 : 個別型動的学習支援システムを目指して
- ゲーム理論に基づいた試行錯誤型学習支援
- 動的方略システムにおける予想モデルと"氷解"現象
- 動的教授方略を目指した個別型学習支援システムに関する基本モデル
- 動的教授方略に基付いた個別型学習支援システムについてI
- 無矛盾な学習課題の系列化における基本的教授方略空間
- 教授方略における学習項目の重要度
- 教材項目の重要度とその応用
- 私の技術抄録と電子計測方式の研究開発