粒子要素法シミュレーションによる遊星ボールミル内の衝突エネルギーの評価
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概要
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遊星ボールミル内では、粉砕媒体を通して試料に加わる大きなエネルギーによりメカノケミカル反応が誘発され、熱的プロセスを伴わない物質合成、分解が可能である。しかし、粉砕容器内部で粉砕媒体の接触、衝突によって発生するエネルギーを測定するのが難しいため、粉砕条件がエネルギーに及ぼす影響を予測することは困難である。そこで本研究では3次元粒子要素法を遊星ボールミルに適用し、ボールの衝突時の運動エネルギーを積算して衝突エネルギーとして求めた。試料に滑石を用いて遊星ボールミルによる粉砕を行い、シミュレーション結果と比較したところ、試料のX線回折測定結果より求めた非結晶化度と衝突エネルギーの間に一定の対応を示すことがわかった。本シミュレーションは発生するエネルギーを評価するのに有効であった。
- 2003-12-25
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