手指運動中における注意機能の自己組織化マップによる分類
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概要
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動作遂行中に注意の分割がどのように起こるかを調べるために、手指屈曲課題中に運動中止刺激を提示し、反応時間を測定した。得られたデータをKohonenの自己組織化マップ(self organizing Maps, SOM)で分類後、解析した。U-matrixはデータが2群に大別されることを示し、手指の運動が速い場合は反応時間の変動は大きいが、速度が遅い場合は、運動速度を変えても反応時間に変化はなかった。個人別の傾向を検討するために個人データを二次多項式により近似し、パラメーターをU-matrixからは2群に大別された。運動時間提示からの運動開始時間が運動速度が遅いときに遅延する傾向があり、運動を計画する戦略は個体によって異なると考えられた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-03-09
著者
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