非ガウス雑音環境下におけるターボ符号の高速評価法 : 最適確率密度に関連したシミュレーション確率密度による評価(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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非ガウス雑音環境下のターボ符号の誤り率評価は,従来の上界値による方法では1桁程度緩い推定値となり,また,モンテカルロシミュレーション法では誤り率が低くなるとシミュレーション繰り返し回数の増加により膨大な計算時間が必要となる.そこで,高速評価法の一つである加重サンプリングを適用することにより,計算機シミュレーションによる評価時間を短縮する方法を示す.最適なシミュレーション確率密度関数を支配的な誤りパターンで近似し,更に,その中の個々の誤りパターンに対応するシミュレーション確率密度関数にバタチャリアバウンドに関連した方法を用いることにより,非ガウス雑音環境下の誤り率評価時間を短縮化する.更に,計算機シミュレーションを行うことにより,提案方法の有効性を示す.その結果,BER=10^<-7>の評価において,提案方法はモンテカルロシミュレーション法と比較して1/2460の時間で評価可能となることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-03-10