牛肉における9-シス, 11-トランス オクタデカジエン酸含有量の測定方法の検討と焼き加熱による変化について
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概要
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(1) 牛肉試料中のCLAのメチルエステル化については14%BF_3/MeOH法 (室温・30分間)によるほうが, 4%HCl/MeOH法と比較して脂質1gあたりの脂肪酸量の定量をより適切に行なえることが示された。(2) 真空凍結乾燥実施試料は非実施試料と比較して, 単位脂質量あたりの脂肪酸抽出量が多く, より適切な定量分析を行なえることが明らかとなった。(3) 機器により焼き加熱条件を設定した調理方法による牛肉中の9c, 11t-CLA含量の変化を調べた結果, 牛脂質1gあたりの量に変化は認められなかった。しかし, リノール酸を添加した牛肉試料については, 焼き加熱条件下の試料について9c, 11t-CLAの有意な増加が認められた。
- 2004-12-01
著者
-
長田 早苗
給食管理研究室, 女子栄養大学短期大学部
-
殿塚 婦美子
給食管理研究室, 女子栄養大学短期大学部
-
荒木 英爾
生理学研究室, 女子栄養大学短期大学部
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荒木 英爾
女子栄養大学短期大学部
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殿塚 婦美子
女子栄養大学短期大学部
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長田 早苗
女子栄養大学短期大学部
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殿塚 婦美子
女子栄養大学
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