口頭発表する「内容」をもたせるための指導法 : 日本語初級レベルでのアンケート調査プロジェクト
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概要
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初級日本語集中コースでは, 一般日本語の授業と並行して口頭研究発表プロジェクトを行い, コース修了時にその成果を留学生が発表する。それは, 自分が興味をもった小テーマについてアンケート調査をし, その結果を分析して結論を導き, それを聴衆の前で口頭発表するものである。このプロジェクトは, 発表の最も大切な点である「発表すべき内容」において他め諸機関で行われている修了発表と異なる独自性をもっている。それは, 第一に, 知識の紹介発表ではなく, 研究発表である点である。第二に, 発表の内容を高めるために, データの単なる記述に留まらず, 統計的手法を用いた分析を行っている点である。本稿は, 発表すべき内容をもたせるため, 次いで, その内容を発表の形式に整えるために段階的に行っている指導法について具体的に記述し, 専門への橋渡し教育に関心をもつ方々のご批評を仰ぐものである。主として次のことについて述べる。発表すべき内容をもたせるために : 準備段階, テーマを決めて研究計画を書く, アンケートの質問を作りアンケート調査をする, アンケートの答をデータ入力する, データを分析し結論を導く。内容を発表の形式に整えるために : 発表のアウトラインを作る, 発表用スライドを作る, 発表原稿を書く。
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金沢大学 | 論文
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