ホームヘルパー養成研修事業の現状と課題
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概要
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介護保険制度実施後, 4年が過ぎた。介護保険制度が在宅福祉を重視していたことからその要としてのホームヘルパーの労働内容、雇用形態、労働条件にホームヘルパー自身はもちろん多くの関心が集まった。また、この間に様々な問題も明らかになった。ホームヘルプ制度そのものが、その時々の政策動向に応じて変遷していたといえるが、その養成研修も複雑な経過を経て今に至っているといえる。本稿では、ホームヘルパー養成研修について、その歴史的経過を概括し、問題点を整理した。滋賀県A市が主催したホームヘルパー養成研修2級課程修了者の4年間の就労状況調査から、現状の課題と対策を検討した。現行の養成研修修了はホームヘルプサービスに従事できる最低基準であって、それだけでは一人前のホームヘルパーにはなり得ない実態が明らかになった。実務経験と現任教育の必要性、能力向上のプロセスと評価方法の確立、能力向上の評価や処遇の改善が介護報酬のなかに仕組まれることが必要である。
- 2004-03-25
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