幼児の身体的攻撃的行動に影響を及ぼす要因について : 敵意帰属, 衝動統制, 怒り(心理学専攻)
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概要
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本研究の目的は, 幼児の身体的攻撃的行動に影響を及ぼす要因について検討することとし, 要因として, 敵意帰属, 衝動統制, 怒りを挙げた。研究対象児は, 保育園の年長児81名であり, 保育園でのフィールド観察によって攻撃的行動の測定を行い, 各児の敵意帰属, 衝動統制, 怒りをそれぞれ査定した。その結果, 男女共に, 衝動統制の低さ, 欲求防止に対する怒り易さ・防衛的反応によって, 攻撃的行動が生じることが認められた。また男児のみ, 敵意帰属が攻撃的行動に影響を及ぼす傾向があることが認められた。このことから, 大人が攻撃的だと考える行動は, 衝動や怒りを統制できない結果生じている行動だと考えられる。
- 2004-03-18
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