生老病死について学ぶ意味 : 少子・高齢化時代を生きるために
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概要
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人はなぜ生きなくてはならないのかが、いま問われているのではないだろうか。出生率の低下がとまらず、それと呼応して世界でも類を見ない速さで高齢化が進んでいる。このままでは経済規模が縮小して産業が停滞するだけでなく、年金や医療等の社会保障にまで大きな影響が出ることが懸念されている。高齢化は長生きができるという意味でもあるから (痴呆や寝たきり老人等の対応は別として) 喜ぶべきことに違いないが、少子化についてはこのままでよいとは言い切れない。それは、人間の「いのち」が有限であることから、その「いのち」を次の世代に伝えていかなければ社会の存続そのものを左右しかねないからである。そのため、政府もさまざまな対策を講じてはきたが、期待したような成果はあがっていない。その原因はどこにあるのだろうか。例えば、それは保育政策からも感じるところであるが、いわゆるハード面にばかり目を向けすぎているように思われる。つまり、働く母親が困っているから保育所を増やせば少子化は解消できるといりた認識が強い切ではないだろうか。もちろん保育所という受け皿は必要であるが、重要なことは「生まれる (生む)・老いる・病む・死ぬ」という人間の生命の本質に目を向け、男女共同参画という新しい社会における生き方を問い直すことであろう。そのことを脇に置いたままで少子化対策を進めても、根本的な解決にはならないことがこれまでの経過から見えてきた。そこで、これまでの対応をふり返りながらその方向を探ってみることにする。
- 2004-02-01
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